今日は、
全てのベースに「愛と感謝」が必要な理由!
便利なツールは一瞬で凶器に変貌する!
というお話です。
どうか、少しのお時間お付き合い願います。
さて、私たちは、日本という素晴らしい国に生まれ育ちました。
とても便利で豊かな、恵まれた時代に生まれました。
私が生まれた1960年代には、パソコンはもちろん、
まだインターネットや携帯電話もありませんでした。
当然ながら、スマートホンなどの様な、便利なツールもありませんでした。
今思えば、とても不便な時代だったかもしれません。
ですが、何故か今よりも、充実感がありました。
パソコンやスマートホンが無い時代は、何かを伝えるために、
家にある家族共有の黒電話で、親に隠れて、こっそり長電話を掛けたり、
一文字書くごとに、いろんな思いを巡らせながら、
手紙を書いたりもしました。
人に会うためには、夜通し車を走らせたり、バスや電車に乗って、
わざわざ遠くへ会いに行ったりもしました。
今の時代には、かなり非効率な方法です。
しかし、私は思います。
それは、決して無駄な時間ではなかったと。
逆に、話せない時間や、会えない時間があることで、
人に対する思いを巡らせ、感情も豊かになれたような気がします。
いま時代の変化が加速しています。
世の中が便利になればなるほど、社会は混迷の度を深めていきます。
どうも、そんな気がしてなりません。
車もネットも、正しく使えば、とても便利なツールです。
決して人を煽(あお)ったり、傷つけたり、
人を誹謗中傷するために作られたものではないはずです。
これまで私たちは、物質的な豊かさを追い求めてきました。
そして、確かに暮らしは、豊かになりました。
しかし、私達は、何か大切なものを、失っている気がします。
便利になるほど、人の心は荒(すさ)んでいきます。
便利なツールというのは、その使い方を誤ると、
人の命を奪う凶器にもなりかねません。
車もインターネットも、正しく利用すればとても便利なツールですが、
ひとつ間違えば、一瞬で凶器に変貌するのです。
ちなみに、車に関しては、警察庁の発表によると、
平成30年に起こった交通事故による死者の数は3,532人となっています。
一方のインターネットでは、文部科学省の調べによると、
2018年度に全国の学校が把握した「ネットいじめ」の件数
1万2,632件になっています。
便利なツールも、取り扱う人の心に「愛と感謝」がなければ、
人の命を奪いかねないのです。
包丁も、料理人が使えば、美味しい料理を作れます。
ですが、人に恨みや憎しみを持つ人が使ってしまうと、
一瞬で凶器になってしまうのです。
全ての便利なツールは、使う人がどんな気持ちで使うかによって
その役割を大きく変えてしまう危険性があるのです。
テクノロジーが進化して、今後もいろんな新しいツールが生まれるでしょう。
ネットを使った仕事は、ますます増えてくると思います。
私達は、インターネットやパソコンなどの便利な通信ツールを、
正しい心で、使いこなして行かなければなりません。
これからの時代は、物質的な豊かさを求める、
そんな時代ではありません。
心を豊かにして、みんなで分かち合い、協力しあう時代です。
すべてのベースに「愛と感謝」が無ければ、
どんなに優れたツールが開発されようとも、
世の中は、ますます疲弊していくのです。
ですから、人生をよりよく生きるためには、
ベースに「愛と感謝」が無ければならないのです。
それが、私たちの未来にとって、何よりも大切なことなのです。
今日のお話は以上です。
最後までお聞きくださいまして、
ありがとうございました。